古くは室町時代から良質の杉を生み出してきた吉野。日本三大人工美林にも数えられる吉野杉の特徴といえば、節がないこと。年輪が細かく均一で、木目が縦にはっきり均一に出るため、特に建築用材として重宝されています。
吉野の割箸に使われているのは、建築用材などに加工された後に出てくる端材。割箸用に伐採しないため、国内の間伐材を有効活用でき、石油など環境負荷の大きい原材料による商品の使用を減らすことが可能です。今まで使われていなかった部分を利用するという点でも、地球に優しい商品となっております。
日本の食卓とは、切っても切れない関係のお箸。だからこそ、お箸の使い勝手や形姿、香りなどはもちろんのこと、自然環境の保護に繋がる素材を選ぶことにもこだわることが、「割箸問屋阪口商店」に課せられたテーマと考え、今後もより良いお箸作りに精進してまいります。
吉野杉・桧の原木を製材して、中心部分は建築材とし外側部分を割箸に有効活用しております。
桧・天削割箸の製作工程は、大きく分けて下記の12段階から構成されます。それぞれの工程で熟練スタッフの手が入り、丁寧な仕事がなされています。お箸を使われる方のことを想いながら、一本一本心を込めて作っております。
杉・天削割箸の製作工程は、大きく分けて下記の8段階から構成されます。